SYM

台湾トップシェアのスクーターブランド「SYM」

台湾でトップシェアを誇るスクーターブランドSYMは、バイクの本場といわれるイタリアなどヨーロッパ各国、アメリカやアジアなどからも高い評価を受けているスクーターメーカーです。

スクーターというのは街乗りや通勤など利便性が高いという点にありますが、SYMのスクーターは、デザイン的にもその室にしても非常に高いものを持っており、世界にデビューした時には本当に驚きをもって迎えられたのです。

台湾といえば美しい景色を誇る場所も多く、おいしいものもたくさんある、さらにスクーター王国と呼ばれています。
1000人あたりのスクーター保有台数率をみてみると、日本は120台程度、しかし台湾は半数に近い、420台とかなりの数の保有台数率があるのです。

中国は自転車王国、台湾はスクーター王国、バイク王国といっていいようです。
このバイク、スクーターに対して非常に高いこだわりを持っている台湾では、三大メーカーと呼ばれるバイクメーカーが人気となっています。

一つはSYM「三陽工業」、もう一つはKYMCO「光陽工業」、さらにYAMAHA「山葉」です。
この三つのメーカーが三大メーカーとして、台湾の中でのシェア、90から95%を占めているのです。

50年以上もの間、スクーター、バイクに関わってきたブランド

SYMは、50年以上もの間、バイク、スクーターに関わってきたブランドです。
台湾を代表するトップメーカーであり、また2003年にはナンバーワンシェアを誇るメーカーとなっています。

1954年に設立されたSYMは、韓国ヒュンダイ社の自動車、またSYMブランドのオートバイを販売しています。
2輪と4輪両方の生産販売を行っているのは、このメーカーのみとされています。

世界50か国以上に輸出しているという実績を持っており、2000年にはベトナムに合弁工場、中国に2工場の進出、さらに日本にも進出し、長年SYMが夢としていた日本進出もとうとう果たしているのです。
現在、日本へ輸入している車両開発、また生産については、すべてにおいて自社で行っているというこだわりを持っているメーカーです。

50年という長きにわたる歴史、この間ずっと2輪や4輪を生産し続けて結果を題していくには技術力も経営に関する知識も高い知識も必要だと思います。

ホンダ技研工業との技術提携によってしっかりと技術を培ってきたこのブランドは、台湾で唯一、4輪を一緒に生産、販売しているブランドです。
こうしたことができるのも、高い技術、知識を兼ね備えているからこそです。

現在従業員数2400人を誇り、工場についても中国、ベトナム、インドネシア等、数国に展開している状態です。
この先もSYMは、現在の業績に満足する事なく、さらに進展していくように努力を重ねていくでしょう。