スズキGT380

スズキGT380の特徴

スズキGT380は、4気筒エンジンを搭載しているような雰囲気を持ちながら実は3気筒エンジンだという個性的な外観が魅力的なバイク車種で、サンパチというニックネームで呼ばれていました。
1971年に国内で発売開始となり、1978年まで生産が続きたレトロなモデルです。
モデルチェンジをしながらスペックや色を変更し、世界中にたくさんのスズキGT380モデルが流通しました。

現在ではすでに生産が終了しているため、中古バイク市場でしか見つけることはできません。
世界中で爆発的な人気を誇ったバイク車種だったため、現在でもスズキGT380を懐かしみ、中古バイクを購入したいというライダーが数多くいます。

スズキGT380のスペックですが、ボディはダブルクレードルスタイルをしており、パワートレインらしく空冷2ストロークのピストンバルブ3気筒エンジンを搭載しています。
排気量は371ccとそれほど大きくはありませんが、7,500回転出38馬力というパワフルなパフォーマンス性があります。
さらに、長距離ツーリングでも熱によるエンジンのダレが起こりづらいという点で多くのライダーたちから好評でした。

フロントタイヤには19インチホイールを装備するとともに、テレスコピックフォークを搭載しています。
リアは一回り小さい18インチのホイールで、スイングアームにツインショックを装備したスペックに仕上がっています。

スズキGT380が高額買取される理由

スズキGT380が高価買取される理由はずばり、プレミア感が高いからです。
すでに生産終了となっているだけでなく、最終モデルが展開されたのは今から40年以上も前の1978年のため、中古バイク市場でも流通している台数がそれほど多くありません。
そのためスズキGT380が欲しいと希望するライダーにとって、数少ない母体の中から状態が良いバイクを見つけることは至難の業なのです。

近年のレトロトレンドという点も、高額買取される理由と言えるでしょう。
クラシックバイクなどは昔を懐かしむ中高年ライダーに高い人気があるだけでなく、最新装備を搭載されているけれど外観はクラシックでレトロなバイクに乗りたいという若者もたくさんいます。
そのため、レトロな雰囲気を持ちながらも斬新でスタイリッシュな雰囲気を持つスズキGT380は多くの人から高く評価されており、それが高額買取の理由となっています。

スズキGT380の買取相場

スズキGT380は中古バイク市場で、どのぐらいの買取相場で取引されているのでしょうか。
中古バイクのオークションにおいては、なんと718万円という落札価格を記録したこともあります。
そこまで高額とはいかなくても、通常の買取平均額は96万円から125万円程度が目安となっており、状態がよいバイクなら180万円での買取実績もあります。