ヤマハRZ350Rの特徴

ヤマハRZ350Rはヤマハが1983年にラインナップしたモデルで、前モデルR350と比較するとスペックや外観面で大幅なフルモデルチェンジを受けた点が特徴です。
例えばパフォーマンスの面では最大出力をそれまでの45馬力から55馬力へとアップグレードしていますし、排気デバイスシステムとしてヤマハのパワーバルブシステムを標準装備しました。
また、それまでは点火式のCDでしたが、このモデルから電子式へと変更した点も大きな特徴といえます。

機能面のフルモデルチェンジも、ヤマハRZ350Rの特徴です。
フロントディスクには穴あき加工を採用し、フロント部分のフォークは直径35mmと大きくしました。
リアに装備されているブレーキドラムはディスクタイプへと変更したり、リヤのサスペンションをモノクロスタイプに変えたことも多くのライダーから好評でした。
さらに、ツーリングに出かけるライダーの利便性を配慮し、タンクの容量を16.5リットルから20リットルへと増やしたこともヤマハRZ350Rの大きな特徴です。

ヤマハRZ350Rが高額で買い取られる理由

ヤマハRZ350Rは、高額での買取が可能です。
その理由はいくつかありますが、やはり大きな理由としては、販売されていたのが1983年の1年だけだったという点が挙げられるでしょう。
新車の製造販売は1983年のみだったため、当時でも新車のヤマハRZ350Rを見つけることが大変だというライダーは少なくありませんでした。
ヤマハRZ350Rが発売されてからすでに40年近くが経過している現在では、中古のヤマハRZ350Rを見つける事すらとても困難です。
そうしたプレミア感によって、ヤマハRZ350Rは高値での買取が可能です。

このバイクが発売された当時は、オンロードの400ccマルチバイクが黄金期を迎えていた頃です。
当時のバイクを懐かしみ、年齢を重ねた現在再び同じバイクに乗りたいと考える中高年は少なくありません。
そうした点からヤマハRZ350Rのニーズが高まっており、この背景もこのバイクが高額買取される理由と言えます。

ヤマハRZ350Rの買取相場

ヤマハRZ350Rが新車販売されていた当時の価格は、46万円でした。
しかし現在では、中古でも当時の新車価格よりずっと高い高額査定で買い取ってもらうことが可能です。

買取額の平均は88万円から103万円低度といなっており、状態がよければ大満足の高額買取査定が可能で、中には130万円の買取査定額をゲットできるケースもあります。
少しでも高値買取を目指すなら、整備や点検をきちんと行ってきれいに清掃した状態で査定を受けることもおすすめです。