Aprilia(アプリリア)

数多くの車種を扱う総合バイクメーカー

Aprilia(アプリリア)はヴェネツィア州のノアーレという都市に本社を持つ欧州でも大規模な製造規模を持つ有名なバイクメーカーです。

日本におけるバイクメーカーはバイクだけでなく自動車や他の工業製品も製造する総合製造社ですが、欧州地域においてはそうしたケースは珍しく、アプリリアは日本的なバイクメーカーに近い組織となっています。

バイクでもスクーターから大型バイクまで非常に数多くの種類を取り扱っており、全盛期にはレースに積極的に参加をして輝かしい戦績をいくつもあげてきました。

創業は第二次大戦終戦後間もない時期で、創業者カバリエ・アルベルト・ベッジオが自転車生産工場を作ったことから始まりました。

本格的にバイク製造に乗り出したのは二代目社長である息子のイバノ・ベッジオになってからのことで、その後モトクロスバイクを中心に主にレース向けの高性能バイクの開発をしていくことになります。

ピアッジオグループに入りつつも独自路線

しかし1990年代に入り欧州で軒並みバイクメーカーが倒産をし始めると同じように経営難に突入しました。
そこで同じイタリアのバイクメーカーであるピアッジオの傘下となりましたが、現在でもアプリリアというブランドは残して独自のフレームデザインのバイクを製造しています。

製品はレーシングタイプが多いですが、独自なシャープさが売りのスクターなどもあり日本バイクにはない魅力があります。