ツーリングでの花粉対策

バイク専用に開発された花粉対策グッズはある?

バイクに乗るライダーの中には、花粉症で悩む人がたくさんいます。
花粉症対策としては、花粉が体内に入らないようにマスクなどを装備するのがベストなのですが、普段使っている花粉症グッズをバイクに乗る時にもそのまま使えるかと言ったら、決してそういうわけではないでしょう。
使い勝手が悪いと感じたり、視覚が悪くなってしまうというトラブルが起こりやすいグッズもたくさんあります。

バイクに乗る際には、花粉症対策グッズもバイク用のものを使うのがおすすめです。
しかし実際にグッズを探してみると、バイク向けに開発されているものはとても少なく、必要なものを入手できないというケースは少なからずあります。

バイクにはスポーツ用マスクが使いやすい

バイク用に開発されている花粉症対策グッズが少ないからと言って、あきらめる必要はありません。
バイク用に開発されたものでなくても、バイク走行で役立つアイテムはたくさんあります。
例えば花粉症対策用マスクなら、スポーツマスクの開発をしているNARCOからラインナップされているなるーマスクF3Fが優秀です。

これはマスクを着用した状態でスポーツをしなければいけないアスリートを想定して開発されたもので、口の部分に花粉をブロックするフィルターがついており、呼吸したときに口の中に花粉が入りにくい構造となっています。
さらに目元の部分には、花粉が侵入する隙間を最小限に抑えられるノーズクリップが内蔵されているという特徴もあります。
そのため、バイク走行中に花粉や埃がマスクの中に入り込んだり、そのせいで花粉症の症状が悪化するというリスクを抑えられます。

レスプロのマスクもライダーたちに人気があります。
これもスポーツ仕様のマスクで、花粉や埃をしっかりブロックしながら呼吸がしやすいようにとメッシュ加工となっている点が特徴です。
マスクに排気バルブが装備されており、呼吸しやすいという点が大きな魅力です。

こうしたアイテムを使わない場合には、バイクのヘルメット選びを工夫することで花粉症対策がある程度できます。
例えば、ハーフヘルメットなどはどうしても花粉が体内に入りやすいため、ヘルメットはフルヘルメットを選ぶと良いでしょう。
花粉症がひどい人なら花粉症対策マスクの上からフルフェイスのヘルメットを着用するという方法もアリですが、圧迫感や着用感の点で不快に感じる人は少なくありません。
そのため、自身にとってぴったりの花粉対策方法を見つけたいものです。

ちなみに、花粉症がひどい状態でバイクの運転をすることは法律によって禁止されています。
道路交通法の66条に過労運転などの禁止という項目があり、過労だけでなく、病気や薬物の影響下にある状態で運転することはNGとなっています。
そのため、花粉症がひどい時にはバイクに乗らないという選択をすることも必要かもしれません。