ベストな空気圧とは

バイクの適正な空気圧とはどのくらい?

適正な空気圧はバイクの排気量や形状などに応じて決まりますが、普通は1.5kpa~3.0kpaの範囲です。
アメリかなどで生産されたバイクは、psiという単位を使用しています。
ヨーロッパ製ならbarで、適正な空気圧は1.5Br~3.0Brですが、レース用のミシュランタイヤは1.8Bar~2.1Barと低めになっています。

バイクの適切な空気圧は車体に貼ってあるステッカーに記載されています。
あるいはサービスマニュアルを確認してください。
高速道路を走行するときは、以前なら空気圧を高めにするのが良いとされていました。
現在ではタイヤの品質が向上しているので、高めにする必要はありませんが、適正な空気圧であることを確認の上走行してください。

空気圧が適正でないとどうなるのか

空気圧が適正値よりも高い場合、乗った感じが硬く感じられ、接地面が少なくなるのでタイヤがしっかりと地面をとらえられなくなります。
また、転がり抵抗が減少するためブレーキが効きにくくなります。

空気圧が低めだと、路面からの影響を感じにくいので乗り心地が良いと感じますが、転がり抵抗が増加するので燃費が悪くなります。
またスピードを上げて走行すると、スタンディングウェーブ現象が起こりやすくなり、タイヤが破裂するリスクが高まります。
バイクの性能を十分に発揮させることもできません。
空気圧が低めだと、エンジンがかかっていな時にバイクを押して移動させようとする時に、重くて動かしにくいということもあります。

定期的な点検が大切!頻度と方法

バイクタイヤは内圧が漏れないような構造になっていますが、目では確認できない僅かな隙間から空気が少しずつ出ていきます。
それで、適正な空気圧になっているかを定期的に確認する必要があります。
タイヤの性能を維持したり寿命を延ばすためにも、定期的な点検が欠かせません。

日本の大手タイヤメーカーによれば、空気圧は1カ月に10~20kpa程度下がることがあり、空気圧が不足するとタイヤが損傷する可能背があるとしています。
また、ミシュランでは2週間に1度の点検を推奨しています。

空気圧を調べる時には、タイヤが熱を持っていると正確に測定できませんから、タイヤが冷えていることを確認します。
測定する時にはタイヤのバルブキャップを外し、エアゲージのノズルを空気注入口に当てます。
エアゲージは、アサヒ、ブリヂストン、ミシュランなどのメーカーで精度の高いものを購入できます。

空気圧が測定で着たら、自転車用の空気入れで適正な空気圧になるまで空気を入れます。
エアゲージ付きの空気入れも販売されています。
ガソリンを入れるときについでに空気圧を確認したい時は、エアゲージ付きのコンプレッサーをガソリンスタンドで借りることもできます。