HYOSUNG(ヒョースン)

日本では珍しい韓国のバイクメーカー

HYOSUNG(ヒョースン)は、日本国内ではあまり目にすることのない韓国製のバイクメーカーです。
韓国のバイクメーカーは日本のメーカーからの技術提供によりここ数十年で飛躍的に発展しました。

少し以前までは「韓国のバイク・自動車は日本のパクリ」といった言い方をされるようなこともよくありましたが、製造メーカーが技術を蓄積して自社での開発を行うことができるようになってきたことによりここ最近メキメキと存在感を示すことができるようになっています。

ヒョースンは1978年にヒョースングループの機械工業部門として独立し、日本のバイクメーカースズキからの技術提供を受けることでバイクの製造を開始しました。

1987年にはオリジナルの車両を開発するに至り、1990年代~2000年代にかけて「GV250」といった人気モデルを販売しています。

全体的な傾向として125~250ccクラスの小型~中型くらいのバイクを多く製造しているのですが、車種の種類の幅は大変多く街乗りからツーリング向けまで用途に合わせて車種を選ぶことができます。
2007年からは「S&Tモータース」と社名を変え、積極的に輸出を展開しています。

国内では試乗が多くの場所でできます

日本においてはヒョースンのバイクはレッドバロンが正規代理店となり販売営業を行っています。
世界一のバイクメーカーのある日本においてはどうしても韓国製のバイクというとちょっと不安に思えてしまうところなので、まずは試乗など直接車体に触れる機会が多く設置されています。

全国のレッドバロンではヒョースン製のバイクを店頭に置くだけでなく実際に乗って確認できる試乗も積極的に行っています。

中でもおすすめのものとしてはヒョースンGT250という人気車種で、日本車種にはあまりない欧州的なデザインと細かい部分に見受けられる細かい仕様の違いが特徴的です。

ただやはりバイクが好きな人が実際に乗ってみると日本車とくらべて性能的なアラが目立つこともよくあり、「この値段なら日本のバイクで中古を買った方がいいかな」と思えてしまうことがあるのは否めません。

もっともヒョースンはレベルの高い日本市場よりも東南アジアなどバイク需要が高い地域を意識して製造をしているのでそのあたりはあまり高望みをしてはいけないのかもしれません。