季節によって査定価格は変動するのか

バイクの需要が増す時期と言われているのはいつ?

バイクの需要が増すのは、新生活がスタートする春先やゴールデンウイークや夏休みなどの長期休暇の時期と言われています。
通勤や通学にバイクを利用している人も多いので、3月や4月の時期に需要が増すというわけです。

また、長期休暇の時期に需要が増すと言われるのは、バイクをツーリングを目的として購入する人が多いからです。
その他にも、雨や雪が多い時期や寒い時期よりも暖かくて天候がいい時期バイクを購入する人が多いなど、いろいろな要素が重なり、バイクの需要が大きいのは春から夏にかけての時期と言われています。

季節は関係なくなっている査定価格事情~売りたい時に売るのがベスト

バイクの需要が増せば買取価格も高くなりますが、現在では季節が査定額に与える影響は以前ほど大きくありません。
原因の1つは、インターネットでいつでもバイクを探せるようになったからです。
また退職後にバイクを購入する人も多く、通勤や通学だけに使うわけではないので、春先に限定されないということです。

季節以外に査定価格が上がるのは、バイク販売店に繁忙期が近いのに在庫が少ないときや取引が少ない場合です。
在庫がない場合は、在庫を確保をするために査定額も高くなります。
大手買取業者の場合、キャンセルが続くとノルマを達成するために査定額を高くして買取に積極的になることもあります。
逆に査定額が下がるのは、ニューモデルが販売されるときや売る人が多くいる時です。

バイクの査定に季節が大きく影響を与えなくなっているので、高く売却するためにあえて春先まで待つ必要はありません。
バイクは時間が過ぎるほど査定価格が下がってしまう傾向があるからです。
たとえば乗っている間に新たな傷ができたり、立ちごけで大きく破損するかもしれませんし、錆びたり色があせるということもあります。

外観だけでなく、内面でも劣化が進みます。
タンクの中の錆やサスペンションオイル漏れ、キャブレターのつまりなどです。
バッテリー上がりでバイクが動かなくなることもあります。

春先に高く売れると思って来年の春に売ろうと考える人もいますが、そうすると年式が古くなって価値が下がってしまいます。
特に高年式のバイクはこの影響を強く受けます。
春先に高く売れる傾向があるのは、人気があっても流通量が少ないバイクやオークションで売買されるバイクです。

業者から「季節によっては高く売れる」と言われることもあるかもしれませんが、セールストークでそう言っている場合もあります。
1円でも高く売りたいという心理が働くとベストのシーズンを探したくなりますが、最善の方法は売りたい時にすぐに売ることです。