未成年者でもバイクを売ることができる?

親の同意があれば未成年でもオートバイを売ることは可能

未成年がオートバイを売る場合、保護者の承諾が必要です。
保護者の了承を得ずにオートバイを売ることはできません。
親に相談せずに勝手にオートバイを売ると、のちのちトラブルに発展することもありますから、必ず親の同意を得て、必要な手続きをするようにしましょう。

まずオートバイを売るときに、買取業者に申し込みますが、未成年の場合の対応は買取業者によって異なります。
しかし殆どの業者が、本人の親に電話連絡して、お子さんのオートバイを買い取ってもよろしいでしょうか?と確認をとり、その後オートバイ買い取りに関する同意書に親のサインをしたものと、身分証のコピーを提出してもらうという対応をとっています。
電話での確認だけの場合、トラブルが発生したときに言った・言わないの水掛け論になって解決しないリスクがあるため、同意書にサインをもらい、親の身分証明書のコピーを保管することでトラブルを回避しているのです。

親に内緒で売るのは禁物

親の同意書の提出など保護者に確認がとれたら、オートバイを売るときに必要な書類は、未成年者も成人も手続きは同じです。
必要な書類は排気量によって異なります。
排気量が125cc以下の場合は標識交付証明書と自賠責保険証明書、身分証、印鑑が必要です。

排気量が126~250ccのオートバイでは軽自動車届出済証と自賠責保険証明書、身分、証印鑑を用意してください。

排気量が251cc以上のオートバイでは、自動車検査証、自賠責保険証明書、身分証、印鑑が必要となります。

同意書があれば未成年でもオートバイを売却できますが、売却時にできれば親にも立ち会ってもらうことをおすすめします。
オートバイの買取業者のなかには、悪質な業者もいます。
社会経験のない未成年は悪質業者のいいカモになりやすく、実際の査定額よりも低い値段で買い取ろうとすることもあります。
このような場合にそなえて、親にも査定額についても相談し、商談時にたちあってもらえば、悪質業者も不当な取引をしにくくなります。

親といっしょに行動したくないと思う人も多いでしょうが、少しでも高値で買い取ってもらうためにも、親に相談して協力を得てはいかがでしょうか。

親に内緒で売りたいという人もいるかもしれません。
しかし、買取業者は必ず親に確認をとりますから、内緒で売るのはまず無理と考えましょう。
同意書へのサインを自分で書くなどして偽造しても、結局はバレてしまいます。
親にバレたくないと考えてコソコソと内緒で行動しても、買取業者は大人で経験豊富ですから、すぐに見抜きます。
必ず親の承諾を得てから売るようにしましょう。