安定感が良さそうな三輪バイク

バイクが好きな人は、三輪バイクをみて乗ってみたいなと思われるのではないでしょうか。タイヤが３つついていることで、車体が大きく見えますし、インパクトがあります。三輪バイクは、二輪バイクと比べると安定感があります。そのため、転倒しないのでは？と思うかもしれませんが、三輪バイクは、転倒しないものではありません。転倒しにくいというメリットはあるものの、転倒する可能性はあるのです。

三輪バイクには種類がある

三輪バイクには、大きく3つの種類があります。前輪ひとつ、後輪ふたつの「トライク」と呼ばれる三輪バイクは、安定感がよく屋根付きやドア付きもあります。前輪ふたつ、後輪ひとつのタイプは、「リバーストライク」と呼ばれています。こちらは、さらに安定感を高めているので、転倒しにくいです。そして「リーニングトライク」と呼ばれるものがあります。
こちらは、スピードを出して走りやすい三輪バイクで、コーナーを曲がる時は、車体を傾けます。「トライク」や「リバーストライク」の場合は、車体を傾けないでハンドルを動かしてコーナーを曲がります。しかし、「リーニングトライク」は車体を傾けるので、転倒リスクは増えます。その代わり、傾けてスムーズに曲がれるという利点もあります。三輪タイプは、三輪バイクの特徴というものがあるので、慣れるまでは運転もしにくいでしょう。

ヤマハの三輪バイクトリシティ

例えば、ヤマハから発売されている三輪バイクの車種にトリシティシリーズがあります。と呼ばれるものがあります。トリシティは、前側の構造が独特で、坂道でUターンする際には、身体でしっかりとバイクを支えなければいけないとされています。自分の意思とは違う方向に負荷がかかってしまうので、しっかり支えないとUターンできないのです。このような細かなコツを掴めていない場合、安定感がある三輪バイクでも、転倒しやすくなると言えます。

ホンダの三輪バイクジャイロ

ホンダから発売されている三輪バイクに、ジャイロシリーズがあります。こちらは、トリシティよりも動かしやすいと言われている三輪バイクですが、パーキングロックを解除すると車体は倒れやすくなるという構造になっているので、運転席が傾けば、自然と転倒リスクが高くなります。傾けて走ることができる分、スピードも出やすく2輪と同じような走行がしやすいと言われていますが、こちらも乗る時はコツが必要です。

三輪バイクも免許が必要

三輪バイクに乗る場合、バイクのタイプで免許に違いが出てきます。トライクの場合は、自動車免許があれば乗ることができますが、トライク以外のバイクはオートバイの免許が必要になるので注意してください。