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売却後の保険・登録抹消手続き

自賠責保険の解約タイミングと返戻金の仕組み

バイクを手放したあと最初に確認したいのが自賠責保険の解約です。解約は加入している保険会社の窓口か郵送で行い、廃車証や譲渡証明書とあわせて「自賠責保険証明書」原本を提出します。廃車日または譲渡日から保険満了日までの残存日数に応じて保険料が月割りで返戻され、たとえば残り20か月ならおおむね保険料総額の六割弱が戻る計算です。
返戻金は契約者名義の口座に振り込まれるため、譲渡相手への支払いや買い替え費用に充当するなら資金計画に組み込んでおくと無駄がありません。解約受理までは一週間前後、返戻金の入金まではさらに二~三週間かかるのが一般的なので、引っ越しや車両入れ替えスケジュールと重なる場合は余裕を見て手続きを始めることが肝心です。

任意保険を継続契約している場合は、中断証明を取っておけば最長三年間ノンフリート等級を保存できるため、次のバイクや四輪へ乗り換える際に保険料を節約できます。解約書類は再発行不可のものが多いのでコピーを残し、返戻金明細が届いたら内容と口座番号を必ず照合しておきましょう。

登録抹消申請の流れと費用を把握する

名義変更ではなく「自分の手を完全に離れた」ことを法的に示すのが抹消登録です。排気量125cc以下は市区町村の税務課、126ccから250ccは運輸支局の軽自動車届出窓口、251cc以上は同支局の登録課が担当します。永久抹消は車両を解体して再登録不能にする手続きで、ナンバープレート返納・車台番号打刻の確認・OCR第3号様式の申請書提出が必須になります。

一時抹消は乗らない期間に課税を止めるだけの手続きで、再登録前提ならこちらを選ぶと後作業が簡単です。いずれも手数料納付書の印紙代が250~400円、自動車税申告の印紙は無料なので、抹消そのものの費用負担は思いのほか小さいといえます。ナンバー返納時に封印のない軽二輪以下なら郵送手続きも可能ですが、郵送期間中は税止めが効かないため、課税月末をまたがないよう日取りに注意してください。運輸支局の窓口は平日16時までが一般的で、年度末や大型連休前は混雑するので早めに整理券を取り、同日中に税事務所へも立ち寄れるよう段取りを組むとスムーズに完了します。

抜け漏れを防ぐ書類チェックリストとスケジュール管理

提出物で最も紛失しやすいのはナンバープレートと車検証(または標識交付証明書)の原本です。プレートは取り外したらすぐA5サイズの封筒に入れ、車検証と一緒にクリアファイルへ収納しておきます。OCR申請書は支局で入手できますが、事前に様式をダウンロードして書き込めば当日の待ち時間を短縮できます。譲渡や解体を業者に委任する場合は、委任状と所有者の印鑑証明(発行後三か月以内)が追加されるため、発行手数料と郵送日数も逆算しておきましょう。

チェックリストには

  • ①車検証原本
  • ②ナンバープレート
  • ③譲渡証明書または解体証明
  • ④OCR申請書
  • ⑤手数料納付書
  • ⑥印鑑または認印
  • ⑦本人確認書類
  • ⑧自賠責保険証明書

この8項目を入れ、提出前日にマークシート式で再点検すると安心です。手続き完了後は「抹消登録証明書」や「自動車検査証返納証明書」が交付されるので、コピーを取り税金の課税停止が反映される翌年四月まで保管してください。なお、自賠責を先に解約した場合は返戻金処理が優先されるため、抹消後の書類交付が遅れると保険会社から追加書類を求められることがあります。スケジュールアプリに“抹消→保険→税金”の順で期日を設定し、各証明書の到着確認タスクを組み込むと、売却後のペーパーワークをミスなく締めくくれます。